日本文化を楽しむ 2022 今年は「干支」は壬寅の年

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日本文化は他の国から伝わった文化を日本風に形を変えて、一つ部分をかいつまんで使うて事が多い文化じゃのそ日本文化を忘れんで欲しいどんどんのそ風習が風化してきよるように感じるそれを思い出したり変化を知って後世に伝えてで欲しいものじゃ、まわりの親しみのあるものにもそれを感じるものもあるぞい

「干支」は本来(かん・し)と読みむ、中国文化の五行陰陽思想に基づいておる、お隣の大国なので日本は中国から伝ったものが確かに多い、それを先人はみごとにアレンジし日本風にしてきたのじゃ

本当は十二支

日本では「干支」(えと)として根付いておるが本来は「寅」だけでは十二支じゃ

十二支が「子」「牛」「寅」…12の動物を指す

中国も日本も農業を生業として生きてきた国じゃ、十二支はもともと農業暦を反映した農業用語だったようで、それを庶民にも分かりやすいように動物を当てはめて教えたのが始まりなんじゃと

そこで同じ農業を生業に生きておる日本は「十二支」だけを根付かせ毎年そのモデルとなる動物達を飾る風習となったそうじゃ

「じゅうにし」より「えと」の方が言いやすかったんじゃろうかの、日本ではそちらのほうが馴染んでしもうたようじゃ

中国の干支とは

中国では「十干」と「十二支」が合わさり「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を略して「干支」

「十干」とは、甲(こう・きのえ)、乙(おつ・きのと)、丙(へい・ひのえ)、丁(てい・ひのと)戊(ぼ・つちのえ)、己(き・つちのと)、庚(こう・かのえ)、辛(しん・かのと)、壬(しん・みずのえ)、癸(き・みずのと)の総称で、数を数える時にもとは使われとったんじゃ

ちなみに、今は使われてはおらんが日本でも「十干」は①甲②乙③丙…のように数を数える時に使われることでがあった

そこだけつまむか日本文化

「還暦」…「十干」と「十二支」が準に合わさり60通りになりそれが一周すると暦が「還暦」になるんじゃ、そこは日本になじんだんじゃの

今は使われてはおらんが、日本でも「十干」は①甲②乙③丙のように数を数える時に使われることがあったし、契約書などは「甲」「乙」が一般的に広く使われとる

あとは歴史に出てくる戦争や革命の名前に「十干十二支」が使われておる「戊辰戦争」や「壬申の乱」

更に高校球児の聖地「甲子園球場」は大正13年8月1日に完成したその年は十干の「甲」十二支の「子」で甲子園になったそうじゃぞ

さて、あなたが生まれた年の「十二支」はむろん知っておろうが「十干」は何かのう?

年が達のは早いのぉ、今年、総理大臣が変わらず菅義偉が在任しておったら、2010年の寅年は民主党の菅直人が総理大臣じゃったから寅年は菅・菅じゃったんじゃがのう…あれからもう12年これは余談じゃ


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